五輪後はどうなるかしら その2 

2Aの加点、係数が変わるでしょうねwww

おそらくこれは真っ先にやるのではないかと思うのですがどうだろう。

手数の少ないジュニア選手やシニアでも下位の選手の為のルール、

「フリーで2A三回までオッケ」。

だったはず、なんですが、ちょっと、乱用され過ぎてるような(^^;)

3Loの代わりに「素晴らしい出来栄えの2A」を跳ぶヨナ選手を筆頭に、
2A×2AのSQEとか、鈴木選手、中野選手も上手に(汗)取り入れてて、
それはそれで「うまくルールを使っている」という事で、もちろんいいんです。
ていうか、今季はもうそれで行って欲しいんですが(笑)。

でも、やっぱり、競技としてはイマイチな方向に行っちゃてるのではないかな(´-`)

「積極加点」の姿勢そのものは良いと思うのですが、問題は加点の幅でしょう。
2Aは、基本、国際大会に出てくるような選手にとっては
「誰でもほぼ失敗なく跳べるジャンプ」であって、
だからこそショートの必須項目になっている。
「跳べるかどうか」ではなく、「出来栄え」を見てるんです。

その程度のジャンプを、3回転ジャンプと同じ係数で加点し、
ショートと併せて最大4回跳べます…となると、
ちょっとこれはバランス悪過ぎかと。



まあ…だから、五輪後、ですよねー。
今は変えられないけど(ていうか、変えられたら困るよ、誰って事なく、むしろみんな)
変わるでしょう、きっと。

五輪後はどうなるかしら その1 

気が早いですが、五輪後に「これは絶対変わるだろ(・∀・)」
なルール改正について思うところ。

「セカンドジャンプ」の取り扱いについてww

もうこれは…素人がグダグダ言わなくても、実際にスケートやってる人からも、
セカンド3Tとセカンド3Loが、その難易度の差にも関わらず、

単純に基礎点の違いだけ(・∀・)。

ってのはどうなのよ…

みたいな…(笑)。

3Tと3Loの基礎点差は1点。ジャンプを跳ぶ回数の多い男子選手は、
セカンドに3Loを持ってくる事はほとんどありません。
リスクの高いセカンドでループを跳ぶより、
単独で1回、きれいに跳んでおけば良いのであって、点数的には同じ事ですから。

(三回転以上のジャンプで同種類のものを跳ぶ場合、二種類二回まで。
あとの三回転は一回ずつしか跳んではいけない(ザヤックルール)。
二種類二回のうち、一回は必ず連続ジャンプにする事。
男子の場合、普通は3A二回、3Lz(人によってはF)を二回跳ぶ
(※四回転が入ると選択の幅は広がる))

FSで跳ぶ予定がないコンボなので、
SPでも、セカンドに3Loを入れている男子選手は見かけません。
だってそんなのより3Aとか四回転の練習した方がいいしw


ところが女子で…(・∀・)


いや、条件は、男子のそれと、基本、変わらないんですよ?www

組み合わせ色々なフリーではともかく、ショートでは、難しいセカンド3Loなんてやめて、
セカンド3T(←割とチャレンジする人の多い)止まりにしておこう、
1点の差はあるけど、上手に跳べば加点で埋まるよww

……と、現役選手たち全てがそう思って、
みんながみんなサクッとセカンド3Loを回避するようになっていたら、
ISUもちょっと考えて、むしろセカンド3Loに対する「是正」はなされていたのかもしれません。


ところが困ったことに、日本にだけいたんですよ、



果敢にセカンド3Loに挑戦する猛者が(・∀・)



って……それも二人もwwwww



2006−2007年の優勝者、安藤選手のフリーのジャンプ構成↓

3Lz+3Lo
3S
3F
3Lz
3T+2Lo+2Lo
3F+2Lo
2A


いわゆるフルスペックというやつで、3Aとか4Sとか、
そういう「10年に一人跳べるか跳べないか」
なジャンプを抜いた場合の女子の最高難度。

フリップ矯正前(ルッツぽい残念なフリップ、俗称リップ)の試合だったので、
得意のルッツと、リップ(苦笑)をそれぞれ二回入れています。

連続ジャンプの組み合わせに注目。

3Lz+3Lo
3T+2Lo+2Lo
3F+2Lo

(´-`)

言わずもがななんですが、とどのつまり、安藤選手は「セカンドループ」の方が、
一般的に「簡単だろう」と言われている「セカンドトゥループ」より得意なんですww
二回転でもループばっかりですww

ちなみに、2Tと2Loは、基礎点は0.2点(笑)しか変わりません。
出来栄えの匙加減でどうとでもなる範囲ですww
(むしろ、着氷後流れの悪いループジャンプより、トゥループで加点の方が賢いかも)

敢えて2Loを選んでいるのは、ループの方が得意だから…
っていうか、自然とループになっちゃうから…w
しか理由はないでしょう。

上記の構成なんですが、例えば

3Lz+3T
3S
3F
3Lz
3Lo+2Lo+2Lo
3F+2Lo
2A


でも、

3Lz+3T
3S
3F
3Lz
2A+2Lo+2Lo
3F+2Lo
3Lo

でも、基礎点は一緒なんです(後半加点についてはおいといて)。
必ずしもセカンド3Loにする必要はなかったんですね。
ファーストジャンプとして跳ぶか、あるいは単独で跳べば十分でした。

それなのに敢えて難易度の高い

3Lz+3Lo

をギュルルンと跳んでいた安藤選手。

とにかく

セカンドループが大好き(・∀・)

セカンドトゥループよりセカンドループの方が得意(・∀・)

という、なんか天才にありがちな逆転現象を起こしてるんだと思います…w

「高得点」を得るためだけに、セカンド3Loを選択しているわけではなく、
単純に、得意、不得意、好き、嫌い(←笑)の意味合いも強いのでは。

ちなみに、

3T+3Lo
3S
3F
3Lz
3Lz+2Lo+2Lo
3F+2Lo
2A

でも、基礎点一緒。

3T+3Loなんて、よっぽどセカンドループが好きじゃないとやらないコンボですが、

去年の中国大会でやってますこの組み合わせ安藤選手wwwww

どんだけ好きなんだという。

でも安藤選手はまだいい、セカンドトゥループも跳べますから。
モチベーション上がんないからやらないだけでw
世選で見せた2A+3Tなんて見事でしたしね。
今季のプログラムにも入れてます。
あんまり上手くいってませんが、気が乗ってれば跳べそうですww

問題は浅田選手。アントゥニアンコーチの時には練習していた
セカンド3T、おそらく今ではもう無理なんでしょう。
当時から回転不足気味でしたので、
取締りの厳しい今はとても認定レベルにはならないでしょう。

というより、

そう判断してるからこそ、やらない、やれないんだと思います。


ISUが全力を上げて開催したDG祭りに、多くひっかかったのは、
このセカンド3Loでした。

100発98中くらいでダウングレードでしたww

安藤・浅田を狙い撃ち! というより

むしろそれだけセカンド3Loは難しいという事、
「挑戦できるやつがそもそも少ないし」という事実と併せて、
難易度の高い組み合わせだという事をあからさまにした、
と解釈すべきでしょう(←大人な解釈)。

で(・∀・)

示したのであれば、「難しい事」にチャレンジして、それが成功した時の
「ご褒美」がもっとあってもいいハズなんですが、


そこがダメダメなところwww 
中途半端なルールのまま放置ww 五輪シーズン突入してしまいました。

セカンド3Loに執着してたのが日本人二人だったという罠。
しかも両方歴代世界女王だし。ルールの不備が目立つ形になりました。

「DG判定を甘くする」という方向には流石に行かないでしょうから、
現実的には「セカンドジャンプの取り扱い方」という形で是正されると思います。

ただ、素人目に見ても、セカンドに限らず、最近の上位選手の
ループの「決まりの悪さ」は目に付きます。
ハナから組み込んでいない人や、「きれいなダブルループ」で済ませる人もいます。
たまたまそういう選手が上位にいるのかもしれませんが。ループの復活を望む。

個人的には、くるくるくるくるループが好き(・∀・)

採点競技は時代と共に。 

「自国開催」アドバンテージ、というのは、競技の世界において、
実際問題、

アリます(・∀・)

「そんなもの無いよ」「いつだって審判は公平さ」とか言うお育ちの良い方は、
それはそれで人格として素晴らしいと思いますので、ゼヒそのままで(・∀・)



1994年の世界選手権は、開催国・日本でした。
女子シングル優勝は、御存知佐藤有香さん。
現在は、プロスケーターであり、名解説者、
最近はアボット選手のコーチとして頑張っていらっしゃいます。

http://www.youtube.com/watch?v=p03ZQBf0TvA&feature=related


構成は、

3Lz
3F(回転不足)
FCSp
3Lo+2T
2T(三回転の予定だった)
CCoSp
2A+3S SQE
3Lo
LSp
3S(バレエジャンプから)
SlSt
FCUSp

ラストの早送り高速ステップは、もう伝説ですが(笑)、
スピンもポジションがとてもきれいでレイバックでは背中の柔軟性も見せていました。

ただ、ジャンプ構成は、あきらかに「女王」のそれとしては物足りない感じ…。

分かり易く回転不足なフリップ、パンク気味に二回転になったトゥループ、
五種類全部入れました、というにはちょっと無理が。


それに対して、二位になったスルヤ・ボナリー選手。

http://www.youtube.com/watch?v=udTs6Kge67Y&feature=related

CCoSp
2A(助走まったく無しの奇跡のアクセル)
3T+3S+2T SQE(三連続。しかもトリプル×トリプル×ダブル)
3Lz(両足着氷)
3Lo(お手付き)
FCSp
2A
CSp
3F+3T(3Tは回転不足)
3Lz+2T
SlSt
FCSp

「日本人の贔屓目」をマッタク排除し、目の肥えた今、改めて見てみれば、

ボナリー選手の「涙の抗議」の意味もよーーーく分かります…(´-`)

「完成度」という意味では、あるいは有香選手の方が上だったのでしょうが
(といっても、有香選手の演技も、決して完璧なものではない)

二人の挑戦している「内容」が違いすぎます。
今なら、多くのフィギュアファンは
ボナリー選手の構成内容の濃度の高さがきちんと理解できるでしょうが…。

結局、「芸術点」で有香選手に負け、ボナリー選手は優勝を逃しました。

助走ゼロの2Aや、3T+3S+2T SQE の三連続など、高度な技を次々と決めるボナリー選手。
3F+3Tだって、確かに3Tは回転不足ですが、有香選手だって3Fは回転不足でした。
当時的には、これは「成功」の範疇なんです。「根性で降りました!」みたいな。

むしろ、回り切ってはいたが両足着氷だった3Lz(でもこれもかすった程度)、
お手付きになった3Loの方が、視覚的には「分かり易いミス」に見えた。
今なら、三回転は認定、GOEマイナスで済むところ。でも、当時的には「ミス」。

「柔軟性」という意味でも、ビールマンを持っていたボナリー選手の方が上でした。
(別に柔軟性=芸術性、ってワケではないですが)

ルールも、そして見る側の「見方」や「レベル」も、時代によって大きく違うという事です。
だから、昔と今をごっちゃにして論じてみても詮無いことではあるのだけど。

技術のボナリーか、完成度の佐藤か、とてもジャッジは悩んだと思うのです。
いや、今なら悩む必要はありません、優勝はボナリー選手です(笑)。
(そういう意味では、やはり新採点方式には意味がある。
私は旧採点より進化の余地のある新採点に期待している。今はダメダメだけど…)

……結局のところ、拮抗した状況の中
(この構成内容の違いで「拮抗していた」事そのものが「昔話だからこそ」なのだが)、

最後の「ひと押し」になったのは、「日本開催」だった、という事実。
…と、私は思います。声援の大きさ、場の雰囲気、開催国で金かかってるし俺ら(・∀・) みたいな、
平たくいって「空気読め(・∀・)」的なものが、
全然影響しないはずはないんです。なぜならジャッジも人間だから。
ボナリー選手がアフリカ系のフランス人だった事(つまり黒人だった事)も影響していた、
とも言われていますが、そこは私にはよく分かりません。


有香選手は、この世界選手権で金メダルを取り、サクッとアマチュア界から身を引きました。
次の五輪は4年後、長野開催でしたから、
そこまでやって欲しかったというのが日本スケ連の本音だったでしょうが、
年齢的なものを考えても、この金メダルを手に引退するのがスケーターとしての常道でした。

有香選手と同い年のボナリー選手は、長野オリンピックまで現役を続けました。
結局、世界選手権でも、オリンピックでも、金メダルを取ることなく引退しました。




さて、来年のカナダでは、どういう展開が待っているか。

ハタから見てると、すでに

「下準備はOK! 素材もいい。あとは、上手に焼けばいいだけ!」

という状況にも見えますww 



GPS最終戦、カナダ大会、マジで楽しみすぐるww

みどりさん in カルガリー 

http://www.youtube.com/watch?v=Z2KDAughr80&feature=related

LSp(※ポジション美しい。同一姿勢で8回転以上)
3Lz(※新採点ならジャッジ全員確実に+3評価w)
3F
CCoSp
2A+3S SQE
St
2T(※手を「下(!)」に下ろしての、直立ジャンプ)
3Lo(※イーグルから)
FSSp
3T+3T(※新採点なら確実にジャッジ+2〜3評価ww)
SpSq(これはよくない、間違いなくレベル1(´-`))
St
FCSp
2T(※手を上げてのジャンプ。タノ)
3S
2A(※バレエジャンプの連続から。ラストジャンプとして最高の出来)
USp(※超高速。ガッツポーズ含むww)




…これが21年前の、伊藤みどりさんの演技構成です。

(・∀・)

マニアなアナタなら分かりますでしょうか…。

みどりさんとほぼ同年代の私としては、
アルベールビルより、このカルガリーの演技の方が、
色濃く頭にこびりついていますww 

「五種類のジャンプ」を跳び分ける事ができる、というのが、
高い技術点を得る為の重大要素だった当時、
みどり選手はすべてのジャンプをクリーンに決めました。
(ちなみに、優勝したカタリナ・ビット選手は、三回転はトゥループとサルコウだけでした)

2回転ジャンプを二回単独で入れていますが、
(おそらくトゥループなんですが、ほとんど「その場跳び」に近いので、
よくわからないという罠ww 後半のやつは、ほとんどトゥで蹴ってないかも?)

まあ、今だったら「点数稼ぎ」にどっちか2Aにするところですかね。
でも、「手を下」ww にしてのジャンプって…ww

2A+3S SQE は、今の基準だとシークエンスは点数が0.8掛けになっちゃうので、
技術のあるみどりさんが敢えて選ばねばならない連続ジャンプではないのですが、

「シークエンスもできますよー(・∀・)」という技術アピールなので、
当時はこれでいいのです。
(シークエンスが死滅しかかったのを、ロシェット選手が復活させてくれて嬉しいです。
ハーフループとか、最近の演技ではあんまり見ませんよね)

3T+3Tも、
「三回転の連続ジャンプできますよー(・∀・)」のアピール。
3Lz+3Tだって当然できたでしょうが、
そこまでやる必要がなかっただけの話でしょう。
「芸術性」の比重が高かった時代でした。三連続ジャンプも同様。

さすがに、ステップ(繋ぎ?ともつかないの2回やってるし)や
スパイラル(??スパイラルか…?アレ…)などは、
今の選手の方がずっと上手ですね(笑)。

そしてイーグルマニア(笑)が泣いて喜ぶイーグルからの3Loww ナニコレ状態ww



(・∀・)



フィギュアをきちんとした「スポーツ」として示してくれたみどりさんの演技から21年…。



最近の選手の傾向として、やっぱり演技の「ショー化」が著しいと思います。

見ていてとっても楽しいし、興奮します。
凝った振り付けと音楽がピッタリ合った時は「名プロ!」とも思うけど、

でも正直、「行き過ぎ感」を感じる時も。

ジャッジ傾向も分かりやすく、

・ジャンプの後は「タメ」をつくって、次の動作にすぐ移らない方が点が出やすい。

・「音楽との調和」は、きちんと三拍子が足元で取れているか、とかいう事より、
音楽の変化に合わせて「ピタッ」と止まってみたり、
音楽と同時に大きな振り付けでリスタートしてみたり、といった
素人でも分かる「お手ごろ感」が好まれる。よくいえば「緩急」?

・全体的にPCSについては、ほとんど世界ランキング順ですか状態。
ちゃんと付ける気ないなら必要ないだろその項目。と思う時もある。



なんだかなあ、と思った時は、このみどりさんのカルガリーの演技を見て、

「フュギュアはスポーツだ!」というのを思い出すようにしてます。


「高い技術というのは、
スポーツにおいては、真っ先に評価されるべきものだよ」



ですよねえ(・∀・)

拍手御礼 

拍手ありがとうございます♪

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